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野路山伊音城 八十八ヶ所

野路山伊音城 八十八ヶ所札所

 野呂山頂東端にある「野路山伊音城弘法寺」は、弘法大師「空海」が2度に渡り修行したと伝えられる霊山で、1400年代末期に麓の村人が大師堂を建立し、現在に至っています。この500年以上の間,中切地区の人々が守り続けているのです。
 中切にある「野呂登山口」バス停から,「里程地蔵」をたどって川沿いにさかのぼると,中腹の「三本松公園」に到着します。その名のとおり3本あった黒松の巨木は枯死してしまいましたが,今は桜の名所として人々の憩いの場になっています。
 この三本松公園から弘法寺にかけての登山道に八十八体のお地蔵さんが祭られ,「野路山伊音城八十八ヶ所」となっています。岩屋6ヶ所,御堂3ヶ所計9ヶ所の札所があり,それぞれに十体(弘法寺札所は八体)が置かれています。

 

急な坂道や階段が続くルートではありますが,途中には瀬戸内海を望む眺望が素晴らしい「馬の背展望台」や金剛力士像のある「仁王門」があり,中国自然歩道の一部になっています。

弘法寺八十八か所見所

弘法寺八十八ケ所 案内図
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弘法寺八十八か所見所
所在地 広島県呉市安浦町大字中切・野呂山
アクセス JR呉線安浦駅から車で約10分(三本松公園:一番札所)
その他 伊音城八十八ヶ所めぐりは一番札所の三本松公園を起点にして往復4時間ほどかかります。
また、弘法寺を起点として六番札所・七番札所・八番札所・九番札所を20分程度でめぐるお手軽コースもあります。
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※A:野路山弘法寺八十八ヶ所一番札所
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